環境活動への初心者からの参加(8)

段階を踏む

緑化活動自体は立派な環境保全活動です。
しかし、それしか見えていない人が結構います。

緑化の活動をするある団体では、昆虫類がいるとそれは害虫という扱いをしていました。確かに植物単体だけを見ていると、植物についている昆虫が害虫となるかもしれません。
生態系と大きなことを言わなくても、昆虫が花粉を運ばないと実が付かない植物もあることを忘れてはいけないし、生態系まで入れると、どのようなひどいことにやっているかを知るべきなのです。
活動には段階を踏む必要があるんです。「この植物にとっては害虫」という説明が必要なのです。
初心者が取っ付きやすい活動は、緑化と美化
そのうちの緑化がこの状態です。全部が全部そうじゃないでしょうが。
確かに緑化活動それ自体は重要です。最初は花がきれい、緑を増やしたい、という感じで十分かもしれません。
しかし、そこしか見えてなくて、花を守るために殺虫剤や化学肥料を使いすぎることが少なくないですね。

殺虫剤や化学肥料だけでなく、園芸というものがある種の自然破壊だと言うことをわかってやらないといけない
排水に流れる窒素もそうだし、園芸ショップで買う土自体もどこかの山から持っています。
 
同じことをするのでも、そういうことを理解してやっている活動と理解していない活動とでは、第二段階で違ってくるのです。
 
こういうことは、先輩から後輩に受け継がれるものです。新しい人が入って正しい事を言っても、「ここにはここのやり方がある」といわれて終わり。
この一言で、ちょっと知識がある新人が辞めてしまうこともあります
ものによっては、ここだけのやり方も存在しますが、そういうのではなくて……。
今までのやり方に執着しているのか、なかなか直そうとしないですね。

ある団体では、指導している顧問の先生絶対主義で、その先生が言った間違ったことが継承されていました。少し考えたら間違いだと分かることがですよ。

また、若手が新しい提案すると
「誰がやるんだ。」「誰が責任取るんだ。」などといって潰されてしまいます。
そして、やる気のあった新人の、当初は情熱の空回りだったかもしれませんが、その人のやる気がなくなっていく。
 
他にもあるのでしょうが、このようなことが初心者が入りにくい団体の特徴といえるのではないかと思います。(了)